海釣りをはじめたわけ


 子供のころから以来釣りは全く遠ざかっていた。父親が鮎釣りをやっていたので興味はあったが実際は全く縁がなかった。釣りにのめりこむきっかけと なったのが同僚に誘われてはじめて海(富山新港東提)へいったことである。そのとき社内で釣りをする人が二人ほどいたのだが、釣りに行こうということで数 人が集まった。自分もなんとなく参加しようとおもったのだが、海釣りの知識は全くない。仕方ないのでとりあえず父親から鮎釣り用の古い竿を借りて、仕掛け は釣り具屋さんで適当に買って当日参加した。

 当日集合して鮎竿でやろうとしたら ”そんな長い竿、海じゃ使わんよ!” と言われたがそれしかない。エサも今まで見たこともないエサ(青イソメ)。針 につけようとしたら反対に噛み付かれる。わけのわからないうちに釣り始めるが、全く釣れない。そのうちに一匹ウグイが釣れた。こんな海にもウグイがいるの かあとそのときはじめて知る。(後には思い知らされる)

 そして釣りキャリアのある同僚が、投げ竿を貸してくれ、やってみろと言う。もちろんスピニングリールははじめて使うので勝手がわからない。投げたと思っ たらすぐ手前にボチャンだったり、投げるタイミングが悪くて飛ばなかったり、、全然釣りにならない。結局わけのわからないうちに終了。

 まあそれまでたいした趣味らしいものはなかった自分がはまるのに時間はかかりませんでした。すぐに道具購入、最初は投げ竿、スピニングリールでした。当時一万円ぐらいで投げ竿をセットで買いました。(今考えると高い買い物だったんな)

 さっそく次の休みにはキス釣りにでかけました。場所なんか全くわからないのだけれど、なぜか四方、八重津。まずは投げる練習。ただそのときはビギナーズ ラックでしょうが、本命のキスが10匹近く釣れました。なんだ釣れるじゃん、、と自信をもった私でしたがそれはホントに最初だけでした。その後でかけるも のの一匹、二匹釣れれば良いほうでボーもあったと思います。そりゃそうでしょう、荒れていようが、ベタであろうがそれしかしらないのでキス釣りしかやらな かったのですから、、、

 ということでこれが私の中にいた釣りの虫を目覚めさせてしまったようであり、休みの日は釣りが定番となってしまいました。