いわゆるこの時期は”ノッコミ”と言われますが、産卵のために接岸した子付けタイを狙うシーズンです。富山湾ではノッコミは東からくるといわれておりますが、早い所で３月半ばころからはじまり場所によっては５月いっぱいねらえるポイントもあります。富山は２月後半からほたるいかの身投げがはじまります。それを狙ってクロダイの活性も高くなってきます。外海では活発にエサを食う時期になりますが、港内では厳しい時期でもあります。特に５月田んぼのしろかきが終わったあとには食いが落ちます。

　”落ちのシーズン”で冬に向けて荒食いをする季節です。数は釣れるものの型という面ではサイズダウンは否めないものの一年で一番クロダイが元気な時なのでサイズ二よらず思った以上の引きを堪能することができます。しかし水温はまだまだ高いためにエサ取りの活性も高いです。エサかわりの時期にもなりますのでエサは複数持参したほうがいいです。

　１０月後半から１１月に入るとベタか大荒れかという両極端なくらい海況の変化が激しい時期になります。ちょっとの間に荒れだしたりと注意が必要。また一荒れごとに食いが渋くなっているのを感じる季節です。